初心者でも簡単にできる、PPCアフィリエイト広告の出稿方法を解説します。
Yahoo!プロモーション広告は日本中の企業が使うWeb広告媒体です。
そのため管理ツールもWebマーケティングのプロ向けで、初心者にとっては取っ付きにくく思えるかもしれません。
ですが、PPCアフィリエイトで使う分には複雑な操作は必要ありません。基本的な出稿方法さえ覚えてしまえばすぐに使えるようになります。
今回はPPCアフィリエイト広告の出稿方法を4ステップに分けて解説してみたいと思います。
もちろん、今年の5月から導入されたユニファイドキャンペーンにも対応した方法です。
なお、この記事はアカウントの作成と入金が完了していることが前提になっています。
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アカウント構造について
まずは作業に入る前に、Yahoo!プロモーション広告のアカウント構造を把握しておきましょう。
管理ツールの画面を見てもらうと分かると思いますが、次の4つの概念があります。
- キャンペーン
- 広告グループ
- キーワード
- 広告
「キーワード」と「広告」についてはそのままの意味なのですが、「キャンペーン」と「広告グループ」の違いが分かりにくいかもしれません。
公式ラーニングポータルでは、以下のような図で説明されています。
「キーワード」と「広告」は「広告グループ」に属します。さらに、「広告グループ」の上には「キャンペーン」があります。
PPCアフィエイトでは大量に出稿することになるので、しっかりと整理して登録することは重要です。
「キャンペーン」ごとに最大2,000個の「広告グループ」を登録できるのですが、「キャンペーン」自体はアカウント全体で100個しか作れません。
そのため次々に「キャンペーン」を作ってしまうと、すぐにいっぱいになってしまいかねません。
ASPごと、もしくは商材のジャンルごとにキャンペーンを分けると良いでしょう。
それではいよいよ出稿作業に入ります。
やるべきことは次の4ステップです。
ステップ1:キャンペーンの作成
初めて出稿を行う場合は、最初にキャンペーンを作成します。
広告管理ツールのキャンペーン管理の画面で、左側メニューから新規作成>キャンペーン作成 をクリックしてください。
キャンペーン作成画面に進んだら、以下のとおりに各項目を設定していきます。
基本情報
キャンペーン名は分かりやすいように自分で決めます。
先頭に番号を入れておくと並べたときにキレイです。
スケジュール設定はそのままでOKです。
予算と掲載条件
キャンペーン予算は1日の予算として考えている金額を入力します。
たまに数十円ほど微妙にオーバーしてしまうことがあるようなのですが、入力した金額を大幅に超えることはありません。
インタレストマッチはコントロールが難しいので、私は今のところは使っていません。
ターゲティング設定
スマートフォンで表示させないためには、「引き下げ率」を選択後、「100」を入力します。
私の場合はランディングページをスマホにも対応させているので、PCと一緒に配信するようにしています。
また、地域や曜日、時間帯も指定することが出来ます。
その他の設定
広告掲載方式の指定は、念の為に「検索のみ」にしています
広告の文面を複数パターン作った場合は、クリック率の高いものを優先して配信することが可能です。
その場合は「最適化して配信」を選択します。
2番目は最適化するまでの期間が90日とちょっと長過ぎなので、PPCアフィリエイトの場合はあまり使わないかもしれません。
以上の設定が完了したら、「保存して広告グループ作成へ」をクリックします。
ステップ2:広告グループの作成
広告グループを作成します。
基本情報
広告グループ名を決めます。
登録するキーワードに関連した名前にしておくと分かりやすいです。
入札価格をいくらにするべきかは難しいのですが、私の場合はとりあえす20〜30円程度にしておいて、後から調整することが多いです。
「保存してキーワード作成へ」をクリックして次の画面に進みます。
ステップ3:キーワードの作成
出稿するキーワードを設定します。
キーワード
キーワードを入力します。
マッチタイプの設定は以下の3タイプがあります。
- 部分一致
- フレーズ一致
- 完全一致
それぞれ、目的に応じて使い分けます。
基本的には商品名キーワードで集客するときは完全一致、関連キーワードで集客するときは部分一致を使います。
キーワードの見つけ方についてはこちらの記事も参考にしてください。
「キーワードの見積もり」ボタンをクリックすると想定されるクリック数やコストが表示されますが、こちらはあくまで参考程度に使いましょう。
ステップ4:広告の作成
最後に広告の文面を作成します。
基本情報
広告名はそれほど重要でもないかもしれませんが、分かりやすいように「広告グループ名+番号」としています。
広告タイプは説明文が19文字×2のものと、33文字のものの2タイプがあります。
前者のほうが文字数が多いのでそちらをおすすめします。
広告(PC・スマートフォン・タブレット用)

タイトルと説明文は、お客さんにとって商品のメリットが伝わるように書きます。
コピーライティング経験のない人はここで悩んでしまうかもしれませんが、基本的には商品の販売ページにある文言を真似すればOKです。
表示URLは文字通り広告の下に表示されるURLなのですが、実在しないドメインでも問題無いようです。
なので、見栄えの良い短めの架空のドメインを書いています。
一方、リンク先URLの方はもちろん実在するURLを入力します。
これは自分で作成したアフィリエイトページのURLですね。
入力し終わったら「保存」を押します。
以上で、広告の出稿作業は完了です。
最後に
出稿した広告とキーワードは審査が行われます。
自動審査の場合は早ければ10分ほどで完了して、実際に検索結果ページに表示されるようになります。
目視の検査に回されてしまった場合は、最大で3営業日ほど待たされる可能性があります。
今回は長々と説明を書いてしまいましたが、一度やり方を覚えてしまえば、10分かからずにできるようになるはずです。
出稿した後もキーワードの追加や単価の調整、損切りなどの作業が待ってます。
全体的に地味でコツコツした作業が多いですが、稼げる仕組みが出来上がると凄く楽しいので是非挑戦してみてください。